自然に寄り添う育て方とは
- 悠理亜 高橋
- 5月19日
- 読了時間: 2分
〜アニマルウェルフェアの視点から〜
当犬舎が大切にしている「自然のリズムに寄り添う育て方」とは、犬たちが本来の行動や感情を発揮できる、豊かな環境と丁寧な管理の両立です。
これは、近年注目されている「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の理念にも深く通じています。
アニマルウェルフェアとは、動物たちの 「5つの自由」(飢え・渇きからの自由、不快からの自由、痛みや病気からの自由、本来の行動をとる自由、恐怖や苦痛からの自由)を保障しながら飼育するという国際的な考え方です。
私たちはこの理念に基づき、
十分な運動スペースと日光・風の通る自然の中の飼育環境
母犬が安心して子育てできる静かな繁殖スペース
一頭ごとの体調や気質に合わせた個別の健康・栄養管理
ストレスの少ない接し方と豊かな社会化経験の提供
などを通して、心身ともに健康で、犬らしく育つことを目指しています。
人間の都合に合わせて一律に管理するのではなく、その子の「今」と「個性」に寄り添いながら、適切なタイミングと方法で成長を支える。
これが、私たちが考える“自然のリズムに寄り添う育て方”です。
現代では、管理しやすさや効率を重視した飼育方法も広く取り入れられていますが、当犬舎ではそうした合理性も尊重しつつ、より動物本来のあり方を大切にした飼育を実践しています。
その結果、子犬たちはのびのびとした表情と健康的な体つきを見せてくれますし、親犬たちも穏やかでトラブルの少ない毎日を過ごしています。
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